国家 commonwealth 2004 1 9

 国家というと、「nation」でしょうが、
ここでは、あえて、「commonwealth」という言葉を使います。
「commonwealth」には、共同の目的のための社会という意味もあります。
 現時点で、国家というものを見た時に、
アメリカは、消費国家に見え、
そして、日本は、生産国家に見えます。
 昔は、アメリカも生産国家でしたが、今は消費国家となっています。
先進国が、生産国家から消費国家になるのは、宿命なのか。
そして、消費国家の先には、何が、あるのか。
 さて、貿易を考えた時に、
アメリカから、何を買うかと考える人もいるかもしれない。
しかし、何も買うものがないと気づくかもしれない。
日本人が、よく食べるマクドナルド、
あるいは、コーラ、
パソコンの基本ソフトであるOS。
こういうものは、アメリカから輸入しているでしょうか。
もし、アメリカから輸入していれば、
貿易収支も、大きく変るかもしれない。
 さて、日本は、まだ、生産国家です。
最近では、少し、消費国家のような傾向が出てきました。
しかし、生産国家を維持できれば、日本は安泰です。
 生産国家を維持するのは、教育が重要です。
教育水準の維持と向上が必要です。
基礎教育の徹底と、創造性の開発が必要です。
 創造性の開発は、大学で行うべきと考えるでしょうが、
全員が大学に行くとは限りませんので、
高校でも、一部で、創造性の開発をすべきでしょう。
そうすると、高校で学ぶことを、一部、中学校で学ぶ必要があります。
生徒や学生は、大変になるでしょうが、
これが、文明の進歩です。
いつまでも、知的水準が、20世紀レベルでいるわけにはいきません。
知的水準を、21世紀レベルに高めるべきです。
 それから、大学教育の改革も必要です。
大学で、何か、勘違いをしている者が多いのです。
すでに完成してしまった学問を、暗記して、試験で、いい成績を取る。
これは、学問とは言えない。これは、高校の延長に過ぎない。
こういう人は、まだ高校生気分が抜けていないのです。















































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